岡山県は「晴れの国」と呼ばれるほど晴天の日が多く、夏の観光にぴったりなスポットがそろっています。海、山、街がコンパクトにまとまっており、家族旅行やカップルのデートにも最適です。この記事では、岡山の有名観光地や夏だけの楽しみ方を、詳しく、たっぷりとご紹介します。
この記事を読めば、岡山の夏を存分に楽しむためのヒントがすべてわかります!
岡山市のライトアップとお祭りを満喫する
岡山市では、夏の夜を彩るライトアップイベント「幻想庭園」や「烏城灯源郷」が開催されます。日本三名園の一つ「岡山後楽園」は、夜になると幻想的な光に包まれ、非日常の空間に変わります。光と影の演出がとても美しく、まるでおとぎ話の世界のようです。来場者は浴衣姿で訪れる人も多く、夏ならではの風情を味わうことができます。
岡山城でも夏限定で夜間開放が行われ、和傘とライトが織りなす幻想的な演出が人気を集めています。写真映えするスポットとしてSNSでも話題で、多くの観光客がライトアップされた天守を背景に記念撮影をしています。
さらに、「おかやま桃太郎まつり」では、屋台、盆踊り、パレードなどが町をにぎわせます。中でも注目は「うらじゃ踊り」。市民が自由なスタイルで踊りに参加できるこのお祭りは、まさに岡山の夏を象徴する一大イベント。活気と熱気に満ちたステージやパレードは、見るだけで元気がもらえるでしょう。
イベント期間中は、周辺のホテルや交通も混雑するため、事前予約やスケジュール調整をしっかりしておくことが成功のポイントです。
倉敷で歴史とアートを感じる
倉敷美観地区では、白壁の蔵屋敷が並ぶ歴史的な街並みを楽しめます。江戸時代の雰囲気が残る通りを歩くだけで、タイムスリップしたような気分に浸れます。川沿いにはカフェや土産物店が並び、散策するだけでも一日中楽しめます。
中心を流れる倉敷川を舟で巡る「川舟流し」も夏の人気体験です。川面から見上げる町の景色は、歩いて見るのとはまた違った魅力があり、涼を感じられるのもポイントです。チケットは当日販売で、混み合う日にはすぐに売り切れるため、朝一番に訪れるのがベストです。
大原美術館では、モネやエル・グレコ、ゴーギャンなどの名画を涼しい館内でじっくり鑑賞できます。現代アートや工芸なども幅広く展示されており、美術初心者でも楽しめる工夫がされています。夏休み期間中はスタンプラリーなどのイベントもあり、子どもから大人まで楽しめる内容です。
夜になると街全体がライトアップされ、建物や橋がやさしい光に包まれます。昼間とはまた違うロマンチックな雰囲気に、散策も一層魅力的になります。カップルでの夜のデートにもおすすめのエリアです。
アートと自然が融合する瀬戸内の島々
岡山からフェリーでアクセスできる直島や小豆島は、夏の旅行先として非常に人気があります。
直島は草間彌生の『かぼちゃ』や、安藤忠雄設計の地中美術館など、現代アートの名所が集まる島。ベネッセハウスや家プロジェクトといった施設も見応えがあり、島全体がアート空間になっています。日差しが強い時期は、日陰や無料シャトルバスを活用して無理なく回りましょう。
小豆島では、エンジェルロードやオリーブ公園などの風景とともに、サイクリングやシーカヤック、SUPといったアウトドアアクティビティも充実しています。干潮時にだけ現れる砂の道「エンジェルロード」は、カップルに大人気のロマンチックなスポットです。
島内には温泉施設やオリーブを使った体験プログラムもあり、一日では回りきれないほどの魅力があります。また、「瀬戸内国際芸術祭」が開催される年には、直島、小豆島に加え、本土沿岸部や他の島々でも多彩なアート展示が展開され、夏の旅がより深く充実したものになります。
北部の高原と鍾乳洞で避暑を楽しむ
蒜山高原は、標高が高く夏でも涼しく過ごせる西日本有数の避暑地です。広大な草原にはジャージー牛がのんびりと放牧されており、「ジャージーランド」では搾りたてのミルクを使ったソフトクリームやヨーグルトが大人気。新鮮な乳製品の味わいは格別です。
ハーブガーデンやラベンダー畑では、花の香りに包まれながらゆったりと散歩できます。子どもたちには乗馬やアスレチックが人気で、自然の中で思いっきり体を動かすことができます。
また、新見市にある「井倉洞」「満奇洞」は、天然のクーラーのようにひんやりとした鍾乳洞。年間を通して15℃前後の気温が保たれており、夏でも快適に探検気分を味わえます。幻想的な照明が施された洞内は、まるで異世界のような雰囲気。
近くには「神庭の滝」や「布滝」など、自然の水しぶきとマイナスイオンで心身ともにリフレッシュできるスポットも充実しています。

岡山の夏グルメを味わおう
フルーツ編
岡山は「くだもの王国」と呼ばれ、夏は白桃やシャインマスカットが旬の時期。観光農園では、果物狩り体験を楽しむことができ、採れたてのフルーツをその場で味わえるのが魅力です。特に白桃は、香り高くジューシーで、夏の岡山を象徴する味わいと言えるでしょう。
農園によっては食べ放題やパフェづくり体験などもあり、大人も子どもも一緒に楽しめます。桃は6月下旬〜8月上旬、ぶどうは8月下旬〜9月が収穫期です。
郷土料理編
「くらしき桃子」や「観音山フルーツパーラーOKAYAMA」などでは、地元の旬のフルーツを贅沢に使ったパフェが楽しめます。美しい見た目と季節の味わいが融合したスイーツは、まさに芸術品。SNS映えも抜群で、若者にも大人気です。
また、冷たい「ぶっかけうどん」や、スパイシーでジューシーな「骨付鳥」といった香川発祥の人気グルメも岡山で味わえます。瀬戸大橋でつながる香川との食文化の交流が、岡山の食をより豊かにしています。
旅を快適にする工夫とモデルコース
夏の岡山旅行では、熱中症対策がとても大切です。帽子や日傘、水筒、汗拭きシートなどを持参し、こまめな水分補給を忘れずに。暑い時間帯は美術館や鍾乳洞など屋内施設で涼みましょう。
また、移動にはJRやフェリー、レンタカーを組み合わせることで、よりスムーズな旅が可能です。岡山駅〜倉敷駅は電車で20分、蒜山高原までは車で約2時間です。
【日帰りモデルコース】
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午前:岡山駅から倉敷へ、美観地区散策&大原美術館鑑賞。
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午後:「川舟流し」を体験し、パフェで一息。
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夕方:岡山へ戻り、後楽園と岡山城のライトアップで幻想的な夜を満喫。
【1泊2日モデルコース】
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1日目:岡山市から蒜山高原へ。ハーブ園やジャージーランドで自然体験、夜は温泉でリラックス。
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2日目:倉敷へ移動し、川舟流しやカフェ巡り、ショッピングを楽しんでから帰路へ。
夏の締めくくりは花火で!
倉敷、津山、笠岡などでは、毎年夏に花火大会が開催されます。河川敷や港から打ち上げられる花火は迫力満点で、地元の人々だけでなく観光客にも人気のイベントです。
夜空に広がる鮮やかな光と音のショーは、夏旅の最後を飾るのにぴったり。レジャーシートを敷いてのんびりと眺める時間は、きっと忘れられない思い出になります。
岡山の夏は魅力がいっぱい!
歴史、自然、芸術、グルメと、多彩な体験がそろった岡山の夏。どんな人でもきっと満足できる旅になるはずです。早めの情報チェックと計画で、最高の夏の思い出をつくりましょう。ぜひこのガイドを参考に、あなただけの岡山旅を楽しんでください!
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